文章を書くとき、一番大事なことは何だと思いますか?
いざ聞かれると、答えに困ってしまう質問から始まる本書。
この答えがハッキリと分からないからこそ、本書を手にとった私がいます。
- 読みやすくて、分かりやすい文章
- 伝えたいことが、きちんと伝わる文章
- 印象に残る文章
質問に対する回答は、いくつか思い浮かびます。
人気コラムニストである著者が一番大事にしているのは
文章を読む相手の
「行動を促すこと」
だそうです。
そのためのプロの技を一挙に公開しています。
すぐに実践できる「5つの極意」を、例文をまじえて分かりやすく解説。
ブログ記事を書くために参考になった箇所を引用しながら、ご紹介していきたいと思います。
きちんと伝わる言葉で書くからこそ、相手に響く。
難しい文章には「伝えたい」という意識が欠落しています。
難しい言葉を使うと、知的に見える。
しっかりとした文章に見える。
このように思ってしまいがち。
特に、ブログだと

なんて、自分を良く見せたくなる誘惑があります。
カタカナ語なんかをサラっと使っちゃうと格好良く見えますもんね。
つい、難しい文章で自分を飾り付けたくなる。
しかし、ブログ記事で重要なのは、読み手の理解です。
ネット上では、読者が分からない難しい言葉が出てきた時点で、ページを離れてしまいますよね。
疑問や悩みを解消したくて訪れたページなのに、新たな疑問が生まれるなんて最悪です。
いかに伝わる言葉で、情報をきちんと届けることができるのかが大切ですね。
謙虚さと曖昧を混同しない
意見を書くからには、「こう言って大丈夫かな」「何か言われるかも・・・」という不安をあらわさないこと!
批判を恐れるあまり、ついあいまいな表現をしてしまう。
ブログを書いていると、逃げ道を作りたくなるんですよね。

思っているだけですから!
という、言い訳ありきの文章ですよね。
表現が曖昧になると、たとえ内容がよくても読み手に響かない文章になってしまいます。
断定をせずに「遠回しな言い方が癖」になっている場合は注意が必要ですね。
自分の伝えたいことよりも、「いい感じに思ってもらいたい」という気持ちが先行してはダメ!
これは、図星を突かれる一言でした。
「生意気」に見られたくない、「良い人」に見られたい。
ブログを書いていると、良い人を演じてしまいがち。
自信と確信の持てる文章を目指したいですね。
味気のない、ぼんやりとした文の正体
今日は暑い。→ 今日は蒸し風呂のような暑さだ。
形容詞だけの文章は、味気ないですよね。
ぼんやりとして、読み手に伝わりません。

魅力的な文章というのは、読み手がイメージできます。
ただ「暑い」という形容詞で終わらせるのではなく。
具体的な数字や、慣用句を使うと表現が豊かになって、文章に厚みがでるんですね。
読み手の心をつかむ「秘密兵器」
読み手の心をつかむためには、つかみ、つまり文章のはじめに置くフックが大事です。
ブログは最初の数行で、読み手の心をつかむ必要があります。
その秘密兵器となるのが「フック」。
ブログタイトルや書き出し部分で、読み手の心にフックがかかれば、記事を最後まで読んでもらえる確率がグンとあがります。
本書では、著者がこれまで反響のあった実際の見出しを、手法別に詳しく紹介しています。

本書を参考に、読み手に「おっ!」っと思わせて、心にフックをかける文章を意識したいですね。
当たり障りのない記事に価値はない
ブログやSNSで読まれる文章を書くには、テクニック以上に、「私はこれを伝えたい!」という強い信念が大事です。
自分の意見を不特定多数の人に述べることって恐さがありますよね。
恐怖から逃げるために、主張のない八方美人な文章では、読み手の心には響きません。
書き手の意見や考えのない文章は、読んでいても面白くないですもんね。
伝えたい思いを大事に、自分を信じて書く
この考えは、ブログを続けていく上で、大事にしていきたいですね。
まとめ
文章本が好きでよく読むのですが、「文章本なのに、分かりにくい」というハズレ本が時々あります。
本書は、さすが有名コラムニストが執筆した本ですね。
例文をどのように修正すれば、より良い文章になるのかを分かりやすく解説してくれています。
そのため、すぐに実践で使える内容になっています。
紹介されているテクニックを使って、さっそく文章を書きたくなる!
絶対避けたいネタ切れを防止する必殺技
どのようにして、ブログを継続して更新していけば良いのか?
そんな悩みを抱えていた自分にドンピシャリの解決策でした。
ネタ切れに困るどころか、「書く力」もアップする目からウロコのアドバイスでしたね。
今後のブログ記事作成の参考にしていきます。
良い文章本を読むと、書くことへの苦手意識が消えていきます。
そして、文章を書きたい!
文字で自分の考えを表現したい!
そんな気持ちが芽生えてきます。
本書のおかけで、書くことが楽しくなりました。