買ったばかりの、大切な新品のレザーバッグ!
できる限りきれいに長持ちさせたいですよね。
とはいえ、素人が余計な手入れをしてしまうとトラブルの元!
いきなり「レザークリームを塗ったり」はしない方が良いです。
では、使い始めに「ぜひやっておきたい手入れ」とは何のか?
それは
すぐに外で使ってしまう前に
この一手間をしておくだけで、長くきれいな状態をキープできますよ。
簡単な作業とはいえ、
レザーバッグに防水スプレーをかけるさいに「注意する5つのポイント」があります。
写真を使いながら、実際に手入れ方法を紹介していきますね。
目次
使い始めの新品レザーバッグに防水スプレーで手入れする方法
レザーバッグをきれいに長持ちさせるために!
防水スプレーをかけて、保護していきましょう。
レザーバッグに防水スプレーをかけるとき、注意するポイントが5つあります。
防水スプレーをかける方法「5つの注意点」
- 必ず屋外でかける
- バッグは吊るした状態でスプレーする
- 近づけ過ぎず、全体にムラなく吹きかける
- 日陰でしっかり乾かす
- 二重にコーティングをする
1つずつ、解説します。
(1)防水スプレーは必ず屋外でかける
防水スプレーは「必ず屋外で使用」してください。
吸い込んでしまうと「体に有害な物質」を含んでいるので要注意ですよ!
なんて甘く考えないでくださいね。
レザーバッグ全体に満遍なくスプレーしようとすれば、かなりの量を噴射することになりますから。
息を止めながらスプレーしましたが・・・
しばらくして大丈夫だと思い呼吸したら、バッチリ吸い込んでしまいました。
室内でスプレーすると、想像していた以上に成分があっという間に充満します。
少し呼吸するだけで、スプレー成分を吸い込むことになってしまうので気をつけてください。
換気扇をつけるからといって「お風呂場での使用」は絶対にやめましょう!狭く密閉された空間のため危険です。事故が報告されています。
失敗を経験してからは
屋外でも風向きによって吸ってしまう場合があります。
安全性を高めるには「マスクの着用」がおすすめです。
(2)バッグは吊るした状態でスプレーする
レザーバッグ全体にムラなく防水スプレーするコツは
僕はフックやハンガーに吊るしてスプレーしています。
片方の手で持ちながらスプレーすると、噴射口を近づけ過ぎて成分が一箇所集中しちゃうんですよね。しかも、手にもかかっちゃいますから。
では、地面に置いてスプレーをするとどうなるか。
斜め上からの角度になって、スプレーで保護できない場所がでてきてしまいます。
きれいに仕上げたいなら、やはり吊るしてスプレーするのがベスト!
簡単にバッグを回転させることができて、全体にムラなくスプレーすることができます。
バッグを置くときなど、もっとも負担がかかるのが底面。
なので、底面もしっかりスプレーで保護しておきましょう!
吊るしておくと楽!
底面にもしっかりスプレーできます。
(3)防水スプレーは近づけ過ぎず、全体にムラなく吹きかける
これがすごく重要!
近づけ過ぎると、スプレーの成分が集中して白くなってしまいます。
成分がかたまりになって、シミになってしまわないように!
いきなりバッグに向けて噴射するのではなく。
試しに空中に向かってスプレーすると良いですよ。
- どれくらいの範囲にスプレーが広がるのか
- どれくらいの強さで噴射されるのか
が分かります。
「スプレーがもったいない」なんて思わずに、確認しましょう。
上手にスプレーすることができますから!
大切なバッグが濡れてしまって、最初は焦ってしまうかもしれません。
でも、防水スプレーをかけると表面は濡れるものです。
少しかけすぎてしまった箇所があっても大丈夫。
よほどでなければ、すぐに乾くので安心してください。
(4)日陰でしっかり乾かす
乾かすときは日陰干しをしましょう。
防水スプレーをかけたあと、天日干しは厳禁です!
スプレーの成分が跡になってしまう場合があります。
神経質になりすぎることはないんですが。
直射日光に当てて乾かしたときに、白い粉のような跡が残ったことがありました。
なので必ず「日陰」でしっかり乾かしてください。
30分もあれば、完全に乾きます。
(5)防水スプレーは、二重にコーティングをする
防水効果をアップさせるコツ!
乾かしたら、もう一度スプレーをかけます。
二重にコーティングすることで、防水効果が高まるからです。
これで完璧ですね。
大切なレザーバッグを水から守ってくれます。
水滴がついても怖くありません。
防水効果のおかげで、革に染み込むことなく表面を滑り落ちていきますから。
急な雨に振られても安心ですね。
実は、もう1つの新品のレザーバッグに欠かせない優れた効果があります。
それについては
「レザーバッグの使い始めに、防水スプレーが必須な理由」としてご紹介していきますね。
新品のレザーバッグを使う前に、防水スプレーが必須な理由
新品のレザーバッグを使うとき、特に気になるのが水濡れです。
買ったばかりのものって、ちょっとしたシミや傷も気になってしまうものですから。
雨で濡れて「水ジミ」になってしまったら気分は最悪です。
そのため、雨の日は絶対に使わない!
なんて大事に大事に使うんですが、実は注意するのは雨の日だけではありません。
そこで防水スプレーが大活躍してくれるわけです。
雨以来の様々な水濡れから、大切なバッグを守ることができるんですね。
僕としては、こちらの効果がめちゃくちゃ大事!
防水スプレーは、ただ水を弾くだけではないんです。
汚れがつきにくくなる「防汚効果」もあります。
つまり、新品のレザーバッグを使う前に防水スプレーをかけておくだげで
- 革の大敵「水濡れ」を防げる!
- しかも、汚れも防いで綺麗に長持ちさせることができる!
こんな2つの素晴らしい効果がある。
だからこそ!新品のレザーバッグには防水スプレーが必須なんですね。
ただスプレーするだけの簡単作業です。
これはやらない手はないです!
それでは、レザーバッグに適した防水スプレーの種類を知っておきましょう。
レザーバッグに適した防水スプレーの選び方
防水スプレーなら、何を選んでも良いのか?
というワケにはいきません。
実は「レザーバッグに適した防水スプレー」と
「適さない防水スプレー」があるからです。
防水スプレーは、大きく分けて2種類あるんですね。
- フッ素系防水スプレー
- シリコン系防水スプレー
理由がちゃんとあります。
レザーバッグに「フッ素系防水スプレー」をおすすめする理由
まず、2種類の防水スプレーの違いを簡単にご説明しますね。
(1)フッ素系防水スプレー
繊維の一本一本をコーティングして防水します。
通気性をもたせたまま、革の風合いを損なうことなく防水・防汚の効果があります。
(2)シリコン系防水スプレー
表面全体をコーティングして防水します。
即効性はありますが、通気性が失われてしまいます。
簡単にいうと「水は通さないが、空気は通す!」のがフッ素系防水スプレーです。
おすすめの理由は「革の通気性を保つことができる」からです。
革にちゃんと呼吸をさせつつ、水や汚れから守ってくれる優れものです!
ここでひとつ、僕が使っているフッ素系防水スプレーを紹介しておきますね。
レザーバッグにおすすめのフッ素系防水スプレーを紹介
やっぱり信頼のおけるメーカーの防水スプレーを選びたいですよね。
大切なレザーバッグに吹きかけるわけですから。
100均でも防水スプレーは売っています。
けど、シミなどが怖いのであまりおすすめできません。
僕がずっと使っているのはコロンブスの「アメダス防水スプレー」です。
靴屋さんにもよく置いてある防水スプレーです。
実績のある老舗メーカーなので、迷ったときはコロンブスの防水スプレーを選んでおけば間違いないと思います。
新品バッグの一番最初のお手入れなので、しっかりした防水スプレーを選びたい方におすすめです。
では、レザーバッグに防水スプレーをかける頻度についてもご紹介しておきます。
防水スプレーをかける頻度は「1ヶ月に1回」
それは、ちょっと待ってください!
防水スプレーは、たくさんかければ良いってわけではないんです。
使用状況によって変わりますが
「1ヶ月に1回」を目安にしてください。
その理由は、防水スプレーのコーティングによって革の呼吸を妨げてしまうことがあるからです。
フッ素系防水スプレーとはいえ、繊維をコーティングしますから。
過度に吹きかける必要はありません。
神経質になる必要はないんですが。
レザーバッグへの防水スプレーのかけすぎには注意しましょう。
防水スプレーを1回で使い切ってしまうことはないと思います。
なので、他にお持ちのバッグがあれば一緒に防水ケアをしておくと良いですよ。
レザーバッグ以外にも、防水スプレーをかけて保護しています
防水スプレーは、レザーバッグ以外にもかけることで大活躍してくれています。
例えば、僕が愛用しているバッグは他に「吉田カバンのPORTER(ポーター)」があります。
PORTER(ボーター)のタンカーシリーズはナイロン製のバッグです。
雨の日は水が染み込んじゃうんですよね。
使っているうちに水を弾かなくなりました。
そこで防水スプレーをかけると
新品のように表面が水を弾いて染み込まなくなります。防水効果が復活です!
汚れも落としやすくなるので、お手入れが楽になりますよ。
防水スプレーは一本もっておくと、色々なものに使えるので本当に重宝します。
革靴やレザージャケットにも使えますしね。
一緒に防水スプレーで保護しておくのがおすすめです。
という疑問をお持ちの方のために
レザークリームの必要性について見ていきますね。
レザーバッグの使い始めにレザークリームの手入れは必要ない
この疑問に対する回答ですが
買ったばかりの革製品を大切にしたい気持ちはすごく分かります。
いきなりレザークリームを塗ってしまう人もいるでしょう。
レザージャケットだったんですが。
下の写真をご覧ください。
こんな感じに白く汚してしまいました。
やっちゃった!って感じですよね。
めちゃくちゃ後悔しました。
「余計なことしちゃった」って。
無事に解決はできたんですが、あなたには同じ失敗をしてほしくない。
そんな思いでいま書いています。
ちなみに【レザージャケットにクリームを塗ったら白くなる】原因は塗りすぎ!対処法も紹介の記事内で詳しく解説しているので良ければ参考にしてください。
- 新品でも店内に保管している間に、油分が抜けている場合がある
- 使う前にクリームを塗っておくことで、シワやヒビ割れを防げる
このような情報を目にしたからなんですね。
せっかく買ったレザージャケットを大切にしたい!
そんな気持ちが強いあまり、余計なケアをしてしまったというわけです。
新品のレザーバッグにクリームを塗る必要がない理由
レザークリームの塗り過ぎは、革製品にとって逆効果になるから!
あくまでも「不足した油分を補うもの」です。
繰り返しになりますが
結論は「クリームは必要ない!」です。
よほど長い期間、劣悪な環境で保管してない限りバッグの状態に問題はありません。
新品のレザーバッグは
クリームが必要のない「油分が足りている良い状態」なわけです。
実際に革製品を扱うショップの店員さんに聞いた話ですが
とのことでした。
レザーバッグの使い始めに、無闇にクリームを塗ってしまうわないように!
余計なクリームを塗ることで、新品の風合いを損ねてしまうことがあるので気をつけてくださいね。
まとめ:新品レザーバッグは使い始めに防水スプレーで保護!
以上、『買ったばかりの新品レザーバッグ!使い始めにやるべき手入れ方法』について解説をしてきました。
最後にもう一度おさらいをしておきましょう。
- 使い始めの手入れ方法:防水スプレーで保護する
- 防水スプレーが必須な理由:防水・防汚効果でレザーバッグが綺麗に長持ちするから
- 防水スプレーの選び方:フッ素系防水スプレーがおすすめ
防水スプレーをかけるとき、注意する5つのポイント
- 必ず屋外でかける
- バッグは吊るした状態でスプレーする
- 近づけ過ぎず、全体にムラなく吹きかける
- 日陰でしっかり乾かす
- 二重にコーティングをする
防水スプレーをかけるだけの簡単な作業です。
それだけで、大切なレザーバッグを綺麗に長持ちさせることができるのでおすすめですよ。
レザーバッグの定期的なメンテナンス方法については【レザーバッグ・鞄を自分でお手入れする方法】簡単3ステップで綺麗に長持ち!の記事内で詳しく紹介しています。良ければ参考にしてください。
この記事が、大切なレザーバッグのお手入れ方法にお役に立てれば幸いです。