レザージャケットに革クリームを塗ったら、白くなった!?
「白くなったら、もとに戻らない…」
なんて考えてしまい、大ショックですよね。
落ち込まないでください!
革クリームで白くなっても大丈夫!
実際に革クリームで白くなったレザージャケットを、綺麗にできたので安心してください!
下の写真がビフォー・アフターです。
本記事では、実際に革クリームで白くなったレザージャケットを綺麗にできた
『塗りすぎた革クリームの対処法』について詳しく解説していきます。
目次
革クリームで白くなったレザージャケットの対処法
革クリームで白くなったレザージャケットを綺麗にするために「5つの対処法」を試しました。
ちなみに、レザージャケットの革の種類はシープスキン(羊の革)です。
- 丁寧にブラッシング
- 革用クロスで乾拭き
- ドライヤーで温めてから乾拭き
- 革用クリーナーを使う
- 固く絞った布で水拭き
1つずつ順を追って解説していきます。
革好きの素人が自分の判断で行った作業ですので、参考にされる方はご自身のご判断でよろしくお願いします。
その①:丁寧にブラッシング
浮き出たクリームの油分が、ブラッシングによって革に馴染んだことで、白さが多少は軽減しました。
けれど、まだまだ白く目立つ状態です。
その②:革用クロスで乾拭き
乾拭きすることで、レザージャケットにツヤは出ます。
しかし、こびり付いてしまっているクリームの余分な油分は、なかなか拭き取れませんでした。
全体のツヤが増したせいで、白くなった箇所が少し目立つようになってしまったんです。
その③:ドライヤーで温めてから乾拭き
という情報を得たので、ドライヤーで温めてから拭き取りをしてみました。
しかし、結果はほとんど意味がなかったです。
その④:革用クリーナーを使う
買ったばかりのレザージャケットに、クリーナーは正直使いたくなかったです。
けれど、ここまで良い結果が出ないので仕方がありません。
先ほどの乾拭きに比べて、効果がありました。
しかし、完全に取れたわけではありません。
まだまだ白いままで、気になる状態です。
その⑤:固く絞った布で水拭き
結果から言うと、一番効果がありました。
水拭きですので、もしやるなら慎重にご検討してください。
革製品には、できる限り水はさけたいものです。なので↓
タオルや雑巾などの目が荒い布での水拭きはやめた方がいいと思います。 摩擦によって大切なレザージャケットを痛めてしまう恐れがあるからです。 革用クロスか目の細かい布を使用することをおすすめします。
これを見てください!
レザージャケットの表面が少し湿ったことで、余分なクリームの油分がハッキリと浮き上がってきました。
この油分をしっかりと拭き取ることで解決できるはず!希望がでてきました。
革用のクロスは摩擦も少なくダメージが少ないとはいえ、ゴシゴシと擦るのは良くありません。
できるだけ優しく広い面を使って、何度も拭き取りを繰り返しました。
その結果、かなりクリームの油分を拭き取ることに成功。
どれくらい綺麗になったのか、確認していきましょう!
革クリームで白くなったレザージャケットを綺麗にできた!【ビフォーアフター】
白く目立っていた部分を、かなり綺麗にすることができました!
とはいえ、良く見ると少し白く気になる箇所がまだあります。
翌日になると、白く浮き出てくる箇所もちらほらありました。
なので「効果のあった対処法」を繰り返すことにしたんです。
どうでしょうか?
白くなった部分が、ほぼ完璧に綺麗になってますよね。
- 丁寧なブラッシング
- 専用クロスで乾拭き
- 2〜3日おきに固く絞った専用クロスで水拭き
白く浮き出ていた余分なクリームも、日々のブラッシングと乾拭きでかなり革に馴染んでいきました。
とどめは、固く絞った専用クロスでの水拭きです。
この3つのケアを繰り返した結果、一週間後には納得できるほどレザージャケットが綺麗に元通りになりました。
ここで、一点補足をさせてください。
と、気になった方もいらっしゃるかと。
結論は
いくら固く絞った布での水拭きとはいえ、レザージャケットの状態が心配になりますよね。
ついクリームで保護したくなってしまいます。
しかし、クリームは使いませんでした。
理由は、また白くなる原因になるからです。
それと、固くしぼった革用クロスでの水拭きであれば、そこまで気にするほど革にダメージを与えることはないからです。
レザージャケットはかなり綺麗に!
納得のいく状態になったので作業を終了しました。
注意!おすすめしない対処法
これはやらない方が良い!と思った対処法があります。
- 補色クリームを塗る
- 丸洗いする
この2つは要注意。
白くなってしまったから、その上から補色しよう!
なんて対処法はおすすめしません。
なにより、白くなった原因は色落ちではなく、余分なクリームの油分です。
思いっきって、革用の洗剤を買って丸洗いしたい気持ちが正直ありました。
しかし、やらなくて良かったと思います。
今回使った道具について解説をしていきますね。
白くなったレザージャケットの対処に使った3つの道具
今回、白くなったレザージャケットを綺麗に戻すために使った道具は3つです。
- 馬毛ブラシ
- 革用クロス
- 革用クリーナー
簡単に紹介しますね。
その①:馬毛ブラシ
固まったクリームの油分を馴染ませるために使用しました。
日々のレザージャケットのケアにも欠かせない必須道具です。
その②:革用クロス
革専用に作られた目の細かいクロスのおかげで、白くなった原因「クリームの油分」を拭き取ることができました。
使い古したタオルなどの目の荒い布だったら、うまく対処できなかったかもしれません。
固く絞った革用クロスで拭き取るさいの感触は「さすが革用に作られたクロスだな!」と思いましたね。
その③:革用クリーナー
革用クリーナーを使いはしましたが、必要なかったかもしれません。
クリーナーには、油分も含まれています。
レザージャケットにクリーナーの油分をつけてしまうよりは、水拭きで拭き取ることに専念した方が良い結果が出ました。
対処も完了しましたが、念のため白くなった原因についてまとめたので参考にしてください。
レザージャケットに革クリームを塗ったら白くなった原因は「塗りすぎ」
白くなった原因ですが
過剰な革クリームの油分が、革に浸透しきれずに表面に白く浮き出してしまったんですね。
と心配になりますが
革クリームを塗り過ぎたことによって、油分やワックス成分が乾いて白くなったわけです。
レザージャケットを扱うショップの店員さんに聞いたのですが
- すでに十分な油分が足りているのに、過剰にクリームを塗ってしまった
- クリームが浸透しづらい新品に、クリームを塗り過ぎて弾かれてしまった
素人考えで「買ったばかりのレザージャケットに余計なケアをしてしまった」ということでしょうか。
しかも、クリームの塗り方にも問題がありました。
買ったばかりのレザージャケットを、できるだけ綺麗な状態で大切に着たい!という思いが強かったんですね。
ベッタリと贅沢にクリームを塗っちゃったんです・・・
しかも、レザージャケットは広い範囲にクリームを均一に塗り伸ばすのが難しい!
かなりムラのある下手くそな塗り方をしてしまったんですよね。
まとめ:革クリームで白くなったとしても対処できる!
以上、レザージャケットに革クリームを塗りすぎたら白くなったときの対処法についてご紹介してきました。
買ったばかりのレザージャケットが白くなったら大ショックですよね。
しかし、白くなってしまっても、取り返しのつかない失敗ではありません。
今回は
この2つの道具を使うことで対処できました。
ちゃんとお手入れをしてあげれば、つけ過ぎたクリームの油分も徐々に馴染んでいきます。
日々のケアを継続していれば、着ているうちに目立たなくなり綺麗になりました。
この失敗で学んだことは
ということですね。
買ったばかりのお手入れがされている革製品には、防水スプレーでの保護だけをするようにしています。
シーズンが終わって、レザージャケットに革クリームを塗るときには「クリームは塗りすぎないこと!」を心がけてケアをしていますね。
ここまでご覧いただきありがとうございました。
本記事が少しでもお役に立てれば幸いです。