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革製品の手入れ

ホコリまみれに汚れたウイングチップを手入れした方法【穴やギザギザまで綺麗!】

ウイングチップの革靴を綺麗に手入れする方法
  • ホコリだらけで汚れたウイングチップの革靴をピカピカにしたい!
  • ウイングチップの羽や穴飾りの汚れを綺麗にする方法が知りたい!

という方におすすめの記事です。

今回はホコリを被った「ウイングチップの革靴」を綺麗に手入れしてみました。

ホコリまみれのウイングチップを
こんなに綺麗にできました!

綺麗に手入れしたウイングチップの革靴

穴やギザギザまでホコリまみれでしたが、ここまで綺麗にすることができました。お店に頼まなくても、自分でピカピカにできるんですね。

それでは、まず手入れに使用した道具の紹介。
そして、具体的な全手順を写真を使って解説していきますね。

ウイングチップの手入れに使用した道具

ウイングチップの革靴のお手入れに使用した道具
今回のお手入れに使った道具は全部で7つ。

手入れに使用した7つの道具

  1. シューキーパー
  2. 馬毛ブラシ
  3. 革用クロス
  4. ペネトレィトブラシ
  5. クリーナー
  6. 革用クリーム
  7. 防水スプレー







使った道具は、革靴のメンテでは定番の基本のものばかり。

ですが、もしかすると
「ペネトレィトブラシ」に関しては、あまり馴染みがない方も多いのではないでしょうか。

下の写真が「ペネトレィトブラシ」です。

ペネトレィトブラシ
実はウイングチップのお手入れでは、大活躍してくれるアイテムなんです。

エイボン
ウイングチップは羽や穴飾りがあるので、汚れが溜まりやすいんですよね。
また、手入れのとき羽や穴飾りにクリームが入り込んでしまって面倒です。

そんなとき「ペネトレィトブラシ」があると便利なんですね。
具体的な使用方法は、のちほどご紹介します。

もちろん「ペネトレィトブラシ」がなくても、手入れはできるので大丈夫ですよ。

それでは、ホコリを被ったウイングチップの革靴を綺麗にしていきましょう!

ホコリまみれのウイングチップを綺麗に手入れした全手順

ホコリを被ったウイングチップの革靴を綺麗した全手順
全手順を8つのステップに分けて、解説をしていきますね。

ウイングチップを綺麗にした全手順8ステップ

  1. 面倒でも靴紐を外す
  2. 型崩れを防ぐためにシューキーパーを入れる
  3. 馬毛ブラシでホコリを落とす
  4. クリーナーで汚れや古いクリームを取り除く
  5. 革用クリームを塗って栄養補給
  6. クリームを全体になじませるためにブラッシング
  7. 乾いたクロスで磨き上げる
  8. 防水スプレーで保護する

それぞれの手順を写真付きで詳しくみていきましょう。

(1)面倒でも靴紐を外す

革靴の靴紐を外す
面倒だからといって、
靴紐を通したままではダメです。

エイボン
隅々まで手入れすることができませんからね。

ホコリや汚れをしっかり落としきれません。
それに、クリームが靴紐についてしまいます。

靴紐を外した方が作業の質も効率もアップ!
作業の邪魔になります。余計に時間と労力がかかるので、お手入れ前には靴紐を外しましょう。

せっかくお手入れをするんですから!
スッキリした状態で、思いっきり綺麗にしたいですもんね。

外した靴紐は、固く絞った濡れタオルで綺麗にします

濡れタオルで靴紐を掃除
靴紐もしっかり綺麗にすることができて気持ちが良いです!

靴紐の汚れ
めったに手入れする機会のないので、こんなに汚れていました!

(2)型崩れを防ぐためにシューキーパーを入れる

革靴にシューキーパーを入れる
革靴を手入れするときは、シューキーパーを入れましょう。
形崩れを防ぐことができます。

エイボン
シューキーパーを入れることで、作業もはかどるのでおすすめ!
革靴の甲の部分にできたシワがピンっと伸ばされます。
シワに溜まったホコリや汚れをしっかり落とすことができるわけです。

シワが伸びた状態だと、革用クリームを隅々まで浸透させることができるのもメリット!

(3)馬毛ブラシでホコリを落とす

馬毛ブラシで革靴のホコリを落とす
ウイングチップは羽や穴飾りがあるので、ホコリや汚れが溜まりやすいです。
馬毛ブラシでしっかりブラッシングして払い落としましょう。

エイボン
隙間に入り込んだホコリを、かき出すようにして念入りにブラッシング!

馬毛ブラシで革靴の細部までブラッシング
靴紐を外したことで、普段ブラッシングできない場所まで綺麗にできます。

ブラッシングのコツ
ブラッシングのコツは、つま先を下に向けます。
一定方向に、シャッシャッとブラシをかけてください。

(4)クリーナーで汚れや古いクリームを取り除く

クリーナーで革靴の汚れを落とす
ブラッシングでは落としきれなかった

  • こびりついた汚れ
  • 革靴の表面に残っている古いクリーム

これらを、革靴用のクリーナーを使って落としていきます。

布にクリーナーをとる
革用クロスに、クリーナーをつけます。

指先に巻いた布
このように、指先に布を巻くと作業がしやすいのでおすすめです。

革靴の細部まで汚れを落とす
普段は磨けない隅々まで綺麗にしていきます。

しっかり汚れと古いクリームを落とすことで、このあとの革用クリームがより浸透しやすくなりますよ。

(5)革用クリームを塗って栄養補給

ブラシで革クリームをとる
ここで出番となるのがペネトレィトブラシ!
ウイングチップにクリームを塗るとき大活躍してくれます。

クリームはつけ過ぎないこと!
米粒1、2粒ほどの少量で十分です。

ちなみに、布でクリームを塗るとどうなってしまうのか?
下の写真を見てください。

羽の模様や穴に詰まった革クリーム
白く見えるのが、隙間に入り込んでしまったクリーム。
このように、羽や穴飾りにクリームが溜まってしまうんですよね。

ペネトレィトブラシで隅々までクリームを伸ばす
ペネトレィトブラシを使うと、この通り。
隙間に毛先が入り込むので、クリームが溜まることがありません。
細かい部分にまで、簡単にクリームを塗ることができます。

布だとうまく塗れない、羽の模様や穴の細部にまで綺麗にクリームを塗り広げられるんですね。
エイボン
シャカシャカシャっとブラッシングするだけで、クリームを隅々までしっかり伸ばすことができます。

靴磨き初心者の人にも使いやすいので、ペネトレィトブラシは1つ持っておくと重宝しますよ!

【革クリームの上手な塗り方】ペネトレィトブラシをおすすめする3つの理由の記事内で詳しく解説をしているので、興味のある方は良ければ参考にしてみてください。

ペネトレィトブラシが無い場合は、このあとのブラッシングで羽の模様や穴に溜まったクリームを取り除きましょう。

(6)クリームを全体になじませるためにブラッシング

全体をブラッシングしてクリームを馴染ませる
クリームを塗り終えたら、再度ブラッシングをしましょう。
靴全体をブラッシングすることで、よりクリームをなじませることができます。

ウイングチップは羽の模様や穴にクリームが残りやすいので、ブラッシングで細部までしっかりなじませましょう!
エイボン
ペネトレィトブラシを持っていない方は、馬毛ブラシのブラッシングでしっかり無駄なクリームを取り除いてください。

素早くブラッシングするのがコツですよ。

(7)乾いたクロスで磨き上げる

クロスで革靴を磨き上げる
乾いたクロスで、革靴の表面を磨き上げます。

エイボン
優しく滑らすように、磨いていきましょう。

磨くほどピカピカになって、最高に気持ちの良い瞬間です!

(8)防水スプレーで保護する

革靴を防水スプレーで保護
仕上げは防水スプレーで保護します。

防水スプレーは水濡れだけでなく、汚れからも革靴を守ってくれますよ。

エイボン
この一手間で、革靴が綺麗な状態で長持ちします。

必ず屋外でスプレーしてください。

お手入れ完了!ウイングチップの革靴ビフォー・アフター

どれだけ綺麗になったのか、確認していきましょう!
ホコリまみれだった汚い革靴が

ホコリまみれのウイングチップ
こんなに綺麗になりました!

綺麗になったウイングチップ
ピカピカになって本当に気持ちが良い!

自分で簡単にできる手入れでも、ここまで革靴を綺麗にすることができるんですね。

革靴の手入れって、難しそうだし面倒だな〜

って思いがち。

ですが、やってみると難しいことはありません。
案外、簡単にできる作業ですよ。

エイボン
自分でピカピカに磨いた靴を履いて出かけるのは気分がとても良い!

クリームを使った革靴のメンテナンスは1ヶ月に1回で十分

革靴のメンテの頻度
今回のような革用クリームを使った靴磨きは、月に1回やれば十分です。

エイボン
それほど頻繁にやる必要はないんですね。

逆に頻繁にやり過ぎると、革靴を痛めてしまう原因になるほどです。
そのへんに関しては【靴磨きのベストな頻度とは?】クリームのやりすぎは逆効果になるので要注意!の記事で詳しく解説をしています。

ただし、毎日でもやっておきたいのが「ブラッシング」
ホコリや汚れから革靴を守ることができ、革のツヤも保てます。

エイボン
革靴をできる限り綺麗な状態で長持ちさせたいのなら、ブラッシングを日頃から習慣にしていきましょう!

ブラッシングの重要性については【初心者がやるべき革靴のメンテとは?】まずはブラッシングのみでOK!理由は3つの記事を参考にしてみてください。

まとめ

以上、ホコリを被ったウイングチップの革靴を綺麗に手入れする方法を解説してきました。

革靴の手入れって、そんなに難しいことはないんですよね。
基本的な手入れの流れは

  1. ホコリを落とす
  2. 汚れを落とす
  3. 栄養補給する

たった、これだけ。
面倒な作業と考え過ぎずに、いざやってしまえばそれほど時間はかかりません。

エイボン
なにより、革靴を綺麗に磨き上げると、ほんと気持ちが良いですからね!

道具を揃えてハマりだすと、
趣味になってしまうほど、楽しい作業になります。

今回、ウイングチップの手入れに使用した道具は7つでした。







下駄箱でホコリを被ってしまっている革靴があれば、ぜひ綺麗にお手入れしてみてください!
自分で磨き上げた靴を履いて出かけるだけで嬉しい気分になれますよ。

ここまでお読みいただきありがとうございました。
この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。

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