
こんな悩みを解決します。
お気に入りのレザージャケットは、
できる限りキレイな状態で長持ちさせたいですよね。
きちんとした手入れ方法をしていないと、革が劣化したりカビの原因になってしまいます。
とはいえ、日頃の手入れはそんなに難しく考える必要はないんですね。
そこで本記事では、僕が日頃からやっているレザージャケットの手入れ方法についてご紹介します。
保管方法についても解説するので参考にしてください。
目次
レザージャケット日頃からやるべき手入れ方法3選【劣化を防ぐ】
革製品の手入れって、難しく考えすぎちゃうんですよね。

なんて。
でも、そんなに心配しなくても大丈夫!
レザージャケットの日頃の手入れ方法は簡単です。
僕がやっている基本となる「日頃の手入れ方法」はたったの3つ。
レザージャケットの手入れ方法3選
- ブラッシングでホコリやチリを払い落とす
- 汚れは、革用クロスで乾拭き
- 汚れが気になるときは、固く絞ったクロスで拭き取り
これだけ。
今日から実践できて、とても簡単ですよね。
もしかすると中には

と疑問に思われたかと。
そのへんについても、少し触れておきます。
結論として
レザージャケットは頻繁にクリームやオイルのケアは必要ありません。
その理由は
栄養や油分の与えすぎは、革の劣化原因になってしまうんです。

クリームやオイルの手入れは、季節の変わり目といった3、4数ヶ月に一回程度がベスト。
表面の汚れが気になったら、固く絞ったクロスで拭き取るくらいでOKなんですね。
それでは、3つの手入れを1つずつ解説していきましょう。
(1)ブラッシングでホコリやチリを払い落とす
日頃の手入れの基本となるのが、ブラシでホコリを落とすこと。この簡単なブラッシングが超重要なんです。
レザージャケットを長持ちさせるための必須となるケア!なぜなら、ホコリやチリが革の劣化原因になるから。
ホコリやチリが付いていると「見た目が汚いから!」だけが問題じゃないんですね。
ホコリやチリが付着したままだと、革から油分を吸ってしまい劣化が早まってしまいます。
微々たる違いかと思われそうですが。
長年使い続けたいレザージャケットにとっては、大きな違いになります。
ブラッシングのコツは、手首のスナップをきかせてホコリを払い落とすこと。

小刻みにブラッシングをした方が、革表面のホコリやチリが払い落としやすいですよ。

このような疑問を持たれている方もいらっしゃるかと。
結論として「馬毛ブラシ」をおすすめします。
その理由は、馬毛ブラシの方が毛が細くて柔らかいからです。
一方で豚毛ブラシは毛が固めで、レザー表面にダメージを与えてしまう場合があるんですね。
優しいブラッシングをするためにも、馬毛ブラシを選んでください。
馬毛ブラシをお探しなら【買って良かった】コロニル馬毛ブラシのレビュー!実際に使ってみた評価を紹介の記事を参考にしてみてください。
(2)汚れは、革用クロスで乾拭き
「乾拭き」ってあまり意味がないと思ってしまいますよね。
僕も「効果がないんじゃないか」って軽んじてたんですよね。
実は乾拭きは「革製品のケアにおいて、想像以上に大切なお手入れ」なんです。
見た目からは分かりづらいですが、けっこう汚れているんですね。
革用クロスで優しく乾拭きするだけで、
レザーはかなり綺麗な状態を保つことができるんですね。


以前の僕はそんな風に思っていました。
革用クロスなんて、別に必要ないと思ってましたから。
でもですね。
革用クロスを使うようになって、必要性を日々実感しています。
大袈裟じゃなくて、
それくらい「さすが革用に作られたクロス!」と思えるんですよ。
ぜひともその違いをお伝えしたいので
革用クロスと、使い古したタオルを比較したので見てみてください。
[ 左が使い古したタオル 右が革用クロス ]
写真で分かるくらい、タオルは目があらいです。
これだと、汚れをしっかりキャッチできないんですよね。
一方、革用クロスをご覧ください。
革用のクロスは目が細かくて、布の密度が高いです。
革の表面に付いた汚れを、しっかりチャッチしてくれるんですね。
革用クロスを使うと「レザージャケットの表面をしっかり磨いている!」という感覚が味わえます。
お手入れをしていて気持ちが良いんですよね。

専用クロスの必要性については革の手入れの布に革用クロスは必要か?タオルやTシャツとの違いを解説!の記事内で詳しく紹介しているので、良ければ参考にしてください。
革用クロスは、値段の高いものではないです。
一枚もっておくと、レザージャケットの手入れに大活躍してくれますよ。
(3)汚れが気になるときは、固く絞ったクロスで拭き取り

と思われたかと。
革用クリーナーは、日頃から必要以上に使わない方がいいです。
というのも、クリーナーには油分が含まれています。
「油分なら革に良いじゃん!」
なんて考えてしまいますが。
頻繁に使うと、レザージャケットの表面に油分が浮き出て白くなってしまうんですね。

買ったばかりの頃って、ちょっとした汚れが気になるじゃないですか。
少しの汚れを見つけるたびに、革用クリーナーで拭き取っていましたね。
でも、その結果。
クリーナーの油分で白いモヤのような汚れが浮き出てきてしまいました。
固く絞った少し湿らせた専用クロスなら、大抵の汚れを十分に落とすことができます。
とはいえ、びちゃびちゃに濡れた布で拭くわけではありません。
そこまで神経質になる必要はないんですね。
革素材を水拭きするときは、しっかりと固く絞ったクロスを用意してください。
こんな感じのクロスです。
固く絞った専用クロスで汚れを拭き取ったあと。
乾いたクロスで全体を「乾拭き」をして、水分を拭き取ってください。
以上、僕が日頃からやっているレザージャケットの手入れ方法3選でした。
どうでしょうか。
簡単なケアでしたよね。
レザージャケットとの手入れと聞いて
そして、革クリームで全体に栄養補給!
なんて、難しく考えすぎてしまうと、面倒になって手入れをする気がおきません。
その結果、レザージャケットをほったらかしにしてダメにしてしまう。
もったいないですよね。
それだけでも劣化を防いで、綺麗な状態を長く保てるんですから。

次は、レザージャケットの保管方法について解説していきますね。
レザージャケットの劣化を防ぐ保管方法
日頃のお手入れも大事ですが。
同じように重要なのが「保管方法」
シーズンオフに保管している期間の方が長いくらいですかね。
保管期間にレザージャケットを劣化させてしまう危険性が高いわけです。
レザージャケットの劣化をさせないために、3つのことに注意する必要があります。
レザージャケットの保管するさい「注意すべきこと」
- ホコリ
- 形崩れ
- カビ
これらの対策が必須なんですね。
そのための正しい保管方法として、3つのポイントをご紹介します。
レザージャケットの劣化を防ぐ保管方法3つのポイント
- ホコリ対策:不織布のカバーをかける
- 形崩れ対策:厚みのあるハンガーにかける
- カビ対策:定期的に風通しの良い場所で日陰干しする
1つずつ解説をしていきます。
(1)ホコリ対策:不織布のカバーをかける
「ホコリを防げるカバーなら何でもいいのか?」
というと、それは違います。
おすすめは「通気性のある不織布のカバー」です。
通気性が悪く、レザージャケットには適しません。
保管期間中に、カバー内に湿気がたまってしまいます。
湿気のある環境は、カビの原因になるので要注意!

値段の高いカバーよりも、
使い捨ての防虫カバーの方が使いやすいんですよね。
「ムシューダ 防虫カバー」が気に入っているポイント
- ホコリからしっかり守ってくれる
- UVカット加工をした特殊フィルムでレザーの色あせを防いでくれる
- 防虫成分によって、虫から守ってくれる
- 防力ビ剤配合でカビの発育を抑えてくれる
- 不織布と透明フィルムの組み合わせにより通気性に優れている
以上のポイントに加えて、
日頃の手入れのしやすさも気に入っています。
しっかりしたカバーだと、出し入れが面倒なんですよね。
簡易的な使い捨てカバーの方が、簡単にめくれます。

って思われたかと。
保管期間中にも、定期的にブラッシングがすぐにできます。
ふとした時に、写真のようにカバーをめくり上げて
「ささっとブラッシング」できるので重宝しています。
(2)形崩れ対策:厚みのあるハンガーにかける
折りたたんで、寝かした状態で保管するのはNGです。
通気性が悪く、カビの原因にもなるので要注意!
「いざ着よう!」と思って取り出したら、折りたたまれていた面がカビだらけ・・・なんてことにならないようにしましょう。
必ずハンガーにかけて保管してください。
ハンガー選びにも注意点があるのでご紹介。
このような細いハンガーにかけるのはやめましょう。
形崩れの原因になってしまいます。
ちなみに、細いハンガーにかけるとこんな感じに。
肩の部分が形崩れをおこしています。
しかも、ハンガーの跡がクッキリでちゃっていますよね。
長い保管期間に細いハンガーにかけておくと、ハンガーの跡が残ってしまうので気をつけましょう。
しっかり厚みのあるハンガーにかけてください。
肩の形がキープできます。
厚みのあるハンバーにならこんな感じに。
形崩れを防ぐことができます。
肩が立体的なまま保管できますよ。
(3)カビ対策:定期的に風通しの良い場所で日陰干しする
レザージャケットをクローゼットから定期的に出すのが理想。
風通しの良い場所で日陰干しをしてあげましょう。
でも、数分で終わる簡単な作業。
日陰で干して外の風に当ててあげるだけでかなり違います。
クローゼット内はどうしても湿気が溜まります。
通気性も悪いです。
油断しているとレザージャケットはすぐにカビてしまいますからね。

そうなんです。
家の中で風通しの良い場所なんて、そもそも洋服の保管場所にならないですからね。
風通しが悪い状況で保管してしまうのが普通。
仕方がありません。
レザージャケットを保管する場所は、基本的には革製品にとって条件が悪い場所であることが多い。
だからこそ!
レザージャケットを定期的にクローゼットから出すことが大切。
ベランダなどの風通しの良い場所で、日陰干しをしてあげるのが理想です。

ここからは、少し補足的なお話。
クリームでの手入れはどれくらいの頻度が良いのか?
ご紹介していきたいと思います。
レザージャケットをクリームで手入れする頻度
「ブラッシング」や「乾拭き」は着用するたびにしても良いくらい「おすすしたい手入れ」です。
一方で、頻度を注意すべきが「オイル」や「クリーム」での手入れ。
レザージャケットを大切にしたいと思う人ほど、頻繁にやってしまいがち。
先ほどもご説明しましたが

そのため、クリームやオイルをつけ過ぎて失敗してしまう方が多いです。
実は僕も、クリームのつけ過ぎで、レザージャケットを白く汚してしまった苦い経験があります。
【レザージャケットにクリームを塗ったら白くなる】原因は塗りすぎ!対処法も紹介の記事内で、クリームの塗り過ぎで失敗した体験談を紹介しているので良ければ参考にしてみてください。
繰り返しになりますが、
レザージャケットの手入れで大切なのは
- 馬毛ブラシでのブラッシング
- 革用クロスでの乾拭き
この2つが重要。
ブラッシングと乾拭きの手入れを、日頃から心がけていきましょう。
手抜きみたいに感じてしまう方もいるでしょう。
しかし、基本的なケアの継続が大きな違いを生みます。
ブラッシングと乾拭きを習慣にすると、レザージャケットはかなり長持ちしてくれますよ。
まとめ:レザージャケットの手入れはブラッシングと乾拭きが超重要!
以上、レザージャケットの手入れ方法と保管方法についてご紹介してきました。
レザージャケットの手入れは、最初は難しく感じます。
けれど、やってみると簡単な作業なんですよね。
手入れをしていて嬉しいのが
ブラッシングしたり、乾拭きをすればするほど。
自分のレザージャケットが好きになっていきます。
大切なレザージャケットですから、
いつまでも綺麗な状態で着続けたいですもんね。
最後までご覧いただきありがとうございました。