こんな疑問にお答えします。
まず結論から
必要です。
というか、必須レベル！！
そこで本記事では、革靴にシューキーパーが必要な理由について詳しく解説していきます。
シューキーパーをいつ入れるのか？
ベストなタイミングに関してもご紹介していきますね。
目次
シューキーパーが必要な3つの理由【革靴の形崩れを防止】
シューキーパーが必要な理由は
あなたは普段、革靴をどのように保管されていますか？
脱いだらそのまま・・・下駄箱に入れてしまってはいないでしょうか。
それだと「革靴は変形しやすい」ので、すぐに形が崩れてしまいます。
くったくたになった革靴は、とても格好悪いですよね。
けれど、革靴にきちんとシューキーパーを入れるようになって効果を実感したんです。
形崩れと一言でいっても、革靴には変形してしまう原因が複数あります。
革靴が形崩れをする主な原因
- アッパー部分の履きジワによる形崩れ
- 靴底の反り返りによる形崩れ
- 湿気による形崩れ
革靴の変形を防ぐには、以上の原因を対策する必要があります。
形崩れの原因は、シューキーパーを入れることで「まとめて防止」することができます。
つまり
革靴の形崩れの原因をすべて防止するためには、シューキーパーが必要なんです。
シューキーパーが必要な3つの理由
- 革靴の履きジワを伸ばして、形崩れを防止する
- 靴底の反り返りを防いで、形崩れを防止する
- 革靴内の湿気を防いで、形崩れを防止する
順番に解説していきますね。
（１）革靴の履きジワを伸ばして、形崩れを防止する
革靴は履いていると、どうしても履きジワができます。
そのまま放っておくと、革靴本来の形がどんどん崩れてしまいます。
そこでシューキーパーの出番です。
シューキーパーを入れることで、履きジワをピンと伸ばして形を矯正してくれます。
姿勢の悪くなった革靴を、ピシっと一発で正しい形に整えてくれます。
もしシューキーパーを入れなかったら？
革靴の履きジワがが伸びる機会が一切ないことになります。
それでは、革靴がどんどん形を崩してしまうのも当然！
一度形が崩れてしまうと、元に戻すことは難しいです。
せっかく買った革靴がすぐにダメになってしまいます。
シューキーパーを入れることで、革靴本来の理想的な形をキープしてくれます。
シューキーパーを入れるのと入れないのとでは、日に日に大きな違いが出てくるんですね。
（２）靴底の反り返りを防いで、形崩れを防止する
革靴の形崩れは、アッパーの部分ばかり気にしがち。
革靴の形崩れは、靴底の曲がり癖が原因になっているケースは多いです。
靴底が反り返った状態で固定されてしまうんですね。
反り返った革靴は格好悪い！
つま先が上を向いたままで、不恰好なフォルムになってしまいます。
形が崩れるばかりか、歩きづらくなる原因にもなってしまうので要注意。
シューキーパーを入れると、靴底も正しい形に矯正することができます。
（３）革靴内の湿気を防いで、形崩れを防止する
木製のシューキーパーは、吸湿効果も期待できます。
革靴の湿気対策は、想像以上に大切！
革靴を１日履くと、足はどれくらいの汗をかいているかご存知ですか？
靴下を履いているとはいえ、革靴は大量の汗を吸ってしまいます。
汗の水分を吸った革靴はふやけた状態。
そのままにしておくと大変！
形が崩れたまま固定されてしまうんです。
そこで、木製のシューキーパーが活躍してくれます！
形崩れを防いで、なおかつ革靴内の湿気も吸収してくれるんですね。
ちなに防虫効果も期待できるので、衛生面でもシューキーパーは効果があります。
特にシダーウッド製のシューキーパーは、匂い対策にもなりますよ！
おまけ：革靴をお手入れするときにも大活躍
シューキーパーは型崩れを防止するだけじゃない！
もう１つ大活躍してくれる場面があります。
それは、革靴のお手入れのときです。
シューキーパーで形を固定することで
- ブラッシング
- 革クリームの塗布
- クロスでの磨き上げ
以上の作業がとてもやりすくなります。
形が固定されていないと、革靴の手入れって本当にやりづらいんですよね。
シューキーパーを入れて、中身がしっかり入った状態だと作業がはかりどります。
革靴の甲のシワって気になるじゃないですか。
革クリームのケアで、できるだけ綺麗な状態にしたいと思いますよね。
シワが伸びた状態だと、クリームの手入れがしやすいです。
シワの細分にまで、しっかり浸透させることができます。
以上、シューキーパーが必要な理由をご紹介してきました。
次に疑問になってくるのが
ベストなタイミングについて解説をしていきたいと思います。
革靴にシューキーパーをいつ入れるべきか？ベストなタイミング
シューキーパーを革靴に入れるタイミングについてですが
このように思われた方もいらっしゃるかと。
「１日履いた革靴は汗を大量に吸っているので乾かした方が良い」という考えからの意見ですよね。
- 一晩乾かす派
- すぐに入れる派
ネットで調べても、様々な意見があります。
ベストなタイミングの議論は、昔からされてきたんですよね。
革靴職人に間でも意見が別れるほど。
つまり
というのが現状。
大切なのは、何を一番に優先して考えているかどうかです。
実は以前の僕は「一晩乾かす派」でした。
いまでは「すぐに入れる派」になったのには理由があります。
シューキーパをすぐ入れるようになった理由
- 革靴の変形を防ぎたいから
- すぐに入れても湿気は問題にならないから
- 一晩おくと入れるのを忘れるから
- 脱いだらすぐブラッシングをするから
以上の理由から
革靴を脱いだらすぐにシューキーパー入れています。
少し詳しく解説していきますね。
革は湿った状態から、乾くときに変形しやすいんですね。
乾いたあと、真っ平らではなくボコボコに変形しますよね。
革にも同じようなことが起きてしまうんです。
つまり
シューキーパーをすぐに入れる最大の理由が、革靴の変形を防ぐためですね。
ボコボコになっている革靴ってダサいじゃないですか。
水分が乾くときの変形が、革靴を一気に格好悪いフォルムにしちゃうんですよね。
脱いだらすぐに木製のシューキーパーを入れることで、形崩れを防止することができます。
木製のシューキーパーなら、革靴が湿気を飛ばすのを邪魔することはありません。
実際問題、一晩置くというのはとても面倒です。
「あとでシューキーパーを入れないと」なんて覚えておくのもわずらわしいですしね。
脱いだらすぐシューキーパーを入れる。
そして、簡単なブラッシング。
このセットが、革靴のお手入れの習慣になっています。
こんな簡単な習慣ですが、継続することで革靴が本当に綺麗な状態で長持ちするようになりましたね。
まとめると
シューキーパーを入れないで乾かす必要性がない。
それどころか、水分が乾くときの革靴の変形の方が大問題！
つまり、シューキーパーはすぐに入れる方がベスト！！
こんな感じで、僕は脱いだらすぐにシューキーパーを入れています。
シューキーパーは革靴に入れっぱなしでも良いのか？
さっそく結論
この疑問が出る原因って
こんな風に思ってしまうからですよね。
革靴の形をキープするためにも、入れっぱなしの方がいいので安心して使っていきましょう。
シューキーパーの使い方は簡単！
シューキーパーの使い方はいたって簡単。
いちいち入れるのが面倒！なんて思わなくても大丈夫！
履き口からシューキーパーを滑らすように、つま先に向けて押し込みます。
革靴の甲のシワをしっかり伸ばすようにして固定。
以上で完了！
まずは、シューキーパーを入れていない状態
甲の部分に深いしわが入っています。
それと、甲の広い部分がくぼんだ状態です。
次は、シューキーパーを入れた状態
甲の履きジワがピンと伸びて、革が綺麗に張っています。
くぼんだ箇所も伸ばされて真っ直ぐに！
シューキーパーを入れることで、革靴を理想的な形にキープしてくれるのがわかります。
シューキーパーはプスチック製より木製がおすすめ
シューキーパーには大きく分けて２種類あります。
- 木製
- プスチック製
どちらか迷っている方におすすめしたいのは
「木製のシューキーパー」です。
ちなみに２つの特徴をご紹介しておきますね。
（１）木製シューキーパーの特徴
- 価格はやや高い
- 吸湿性と抗菌作用がある
（２）プラスチック製シューキーパーの特徴
- 価格が安い
- 軽くて扱いやすい
- 吸湿性と抗菌作用はない
分かりやすく言うと
そのため、汗を吸ったあとの革靴にすぐ入れてしまうと、汗の逃げ場をふさいでしまいます。
革靴が乾くのが遅れたり、雑菌が繁殖しやすくなるので注意が必要です。
木製は価格がやや高めになりますが、そのぶんプラスチック性よりも高機能です。
シダーウッドには、抗菌・殺菌・消臭効果があるため、革靴を衛生的に保って匂い対策にもなるからです。
まとめ：革靴にシューキーパーは必須レベルで必要！
以上、革靴にシューキーパーが必要な理由をご紹介してきました。
最後にもう一度おさらいしておくと
シューキーパーが必要な3つの理由
- 革靴の履きジワを伸ばして、形崩れを防止する
- 靴底の反り返りを防いで、形崩れを防止する
- 革靴内の湿気を防いで、形崩れを防止する
シューキーパーを入れておくだけで、３つの形崩れを起こす原因をまとめて防止してくれるんですから。
革靴の形崩れを防ぐためには必須のアイテムです。
簡単な作業にも関わらず、革靴の寿命もグンと伸ばすことができます。
大切な革靴をできるかぎり綺麗に長持ちさせるために活用してみてはいかがでしょうか。
この記事が、少しでも革靴の形崩れ防止のお役に立てれば幸いです。